給湯室とリフレッシュルーム:正午のお弁当から、午後の集中を取り戻す一杯まで

朝のコーヒー、正午に一斉に広がるお弁当、誕生日のケーキ、そしてコーヒーマシンの前で会議より多くを片付ける立ち話。給湯室を、役員会議室と同じ真剣さでオフィスの社交の中心として設計します。

日本のオフィスの給湯室は、長いあいだ廊下の奥の小さな部屋でした。流しと湯沸かし、冷蔵庫と電子レンジ、二つの机。急いで食べて席へ戻る場所です。しかしそこにこそ会社の文化があります。朝の一杯のコーヒー、正午に一斉に広がるお弁当、社食へ向かう人と外へ出る人、同僚の誕生日のケーキ、コーヒーマシンの前の立ち話——そこで片付く話が、いくつかの会議より多いことは誰もが知っています。出社が「選ぶもの」になった今、リフレッシュルームは社員が出社する理由の一つになり、採用の場面で候補者が比べる要素にもなりました。正午に人が入りきらず、椅子が硬く、流しに洗い物が溜まった給湯室は、社員に「自分がどう評価されているか」を正確に伝えてしまいます。

給湯室は正午から十三時のピークに合わせて設計します。部屋の平均人数に合わせてはいけません。出社者の大半が同時に座れるテーブル、牛乳一本ではなくお弁当箱の数で決める冷蔵庫と電子レンジ、列のできないコーヒーマシンと給茶機、出口への動線上にある食器洗い機と分別、四十人が同じ部屋で食べても隣と話せる音環境。昼食のあとの短い午睡と、午後の集中を取り戻す一杯には、照明を落とせる静かな一角が要ります。昼食以外の時間には、同じ空間が二人のインフォーマルな打合せの場、マシンの前の短い立ち話の場、そして誰の邪魔にもならずにノートパソコンとコーヒーを持って座れる一角として機能しなければなりません。オフィス内の位置が成否を分けます。使われる程度に執務エリアに近く、集中ゾーンを妨げない程度に離れ、図面が許す限り自然光のある場所へ。

多くの人の日常使用に耐え、三年後にも人を招き入れるイタリアのテーブル、椅子、天板——給湯室、リフレッシュルーム、社員食堂のために La Mercanti が選びます。同時に食べる人数、社食や配達弁当の有無、部屋の位置をお知らせください。正午のピークにも金曜の午後にも耐える設えをご提案します。

よくある質問

社員の大半が正午から十三時に昼食をとる場合、給湯室はどの広さが必要ですか。

ピークには出社者の六〜七割が同時に座ると見込み、一人あたりテーブルで約一・二平方メートル、それに冷蔵庫、電子レンジ、給茶機、洗い場、通路の面積を加えます。出社六十名なら、列ができず立って食べる人が出ないためには五十五〜七十平方メートルが必要です。日本の多くのプロジェクトが確保する面積より広く、それが多くの会社で昼食が執務エリアへ溢れ、キーボードにご飯粒が落ちる理由です。面積がなければ、隣接するゾーン——ラウンジや打合せスペース——に開く形で給湯室を描き、昼食時にテーブルを借り、それ以外は独立して機能させるほうが、毎日正午に狭すぎる部屋を受け入れるより賢明です。社食が別にある会社では、給湯室は小さくてよい代わりに、コーヒーとお茶の質と、午後の一杯を落ち着いて飲める設えが決め手になります。

お弁当、配達弁当、社食では、設えはどう変わりますか。

すべてが変わり、図面の前に決めなければなりません。お弁当持参の会社には、全員が九時に弁当箱を入れる冷蔵庫、正午の列が五分で消える数の電子レンジ、その脇に弁当箱を置く天板、通路を塞がずに出し入れできる食器洗い機、全員が同時に座れる席が要ります。配達弁当の会社には、配送業者が執務エリアを横切らずに済む給湯室の入口近くの受け取り場所、容器の量に見合った分別のごみ箱、汁に耐える床が要ります。社食がある会社では給湯室は小さくてよく、その分コーヒーマシンと給茶機がリフレッシュルームの中心になります。多くの日本企業はこれらの混合で、出社の多い日は配達弁当、他の日はお弁当と外食です。部屋は閉店した食堂に見えることなく複数の様式に応えなければなりません。天板とテーブルはオフィスで最も酷使される家具で、どの様式でもそれを前提に選びます。分別の明確なごみ箱は今や当然のもので、欠ければ初日に気づかれます。

四十人が同時に食べて話す部屋の音環境には、何が要りますか。

オフィスのどの部屋よりも多くのことが要ります。タイル、ガラス、ステンレスといった硬い面の給湯室に四十人の会話が入ると、全員が声を張らないと聞こえない騒音水準に達し、昼食は回復ではなく消耗になります。天井と少なくとも二面の壁の吸音面、一列の長いテーブルではなく会話を小さく保つ島型のテーブル、布張りの座面か背もたれの椅子が効きます。食べ物を扱う部屋の床はほとんど吸音しませんから、天井と壁が全部を担います。位置は音環境のもう半分です。執務エリアへ直接開く給湯室は昼食の騒音を働いている人に届け、廊下の奥の部屋は使われません。答えは、音を受け止める中間ゾーン——ラウンジや前室——です。昼食後の午睡の時間帯には逆の要求が生じます。そのとき給湯室は静まらなければならず、コーヒーマシンと洗い場は午睡の一角から離しておきます。

コーヒーマシンと給茶機は、給湯室と執務エリアのどちらに置くべきですか。

給湯室か、その入口に。執務エリアの中央には決して置きません。コーヒーマシンと給茶機は日本のオフィスで最も訪れられる場所で、待つ二〜五分のあいだに人は話します。執務エリアにあれば、その会話は最も近い席への騒音になります。給湯室にあれば、その会話はこの部屋が存在する理由——インフォーマルな出会い——になります。三〜四人が次の人を塞がずに立って話せる場所、湯呑みを置く小さな天板、カプセルとコーヒーかすの容器、そして日本茶を淹れる湯が要ります。一つのチームにはコーヒー派と日本茶派がいます。近くの立ち机は、会議室を予約せずに短い立ち話を済ませる場所になります。複数階のオフィスでは、各階の給湯室に一台ずつ置くほうが、誰も降りて行かない一階の大きな一台よりよく機能します。

昼食以外の時間、給湯室はどう使い、午睡はどう扱いますか。

そのために設計されていれば、オフィスで最も柔軟な部屋として。午前と午後、給湯室はマシンの前の短い相談、席を離れてのノートパソコン作業、二人の同僚のインフォーマルな会話、そして金曜の午後にフロア中を集めるケーキの場所です。それには、すべてのテーブルが大きな食卓であってはなりません。四〜六人のテーブル、いくつかの立ち机、二脚のアームチェアの一角が、部屋に複数の顔を与えます。数か所のテーブルに電源があれば一時間の作業ができます。昼食後の短い午睡には別の配慮が要ります。照明を落とせること、コーヒーマシンと洗い場から離れた静かな一角、眠る人と話す人が互いを妨げない距離。壁のモニターがあれば全社の集まりにも使えます。一日三十分しか使われない給湯室は高価な平方メートルで、一日中使われる給湯室はオフィスで最良の投資です。

六十人が毎日使う給湯室を、どうすれば整った状態に保てますか。

片付けるほうが放置するより楽な設えにすることです。食器洗い機は弁当箱と湯呑みを持って自然に通る場所に置き、下げ膳の台と分別をその隣に。正しい行動が十秒で済むように。冷蔵庫は仕切りを明確にし、持参の弁当箱と配達の残りの場所を分け、臭うまで忘れられる物を出さないこと。天板は拭きやすく、拭くことに耐える素材で、天板の周りに多孔質の素材は避けます。食器、コーヒー、紙ナプキンは扉付きの収納に収め、テーブルの上を空けておきます。最後に、昼食後の責任を決めます。日本の多くの会社では当番制で回り、部屋に貼られた当番表はメールより確実に機能します。酷使を前提に設計された部屋は、開所の日のために設計された部屋より少ない規律で保てます。

給湯室とリフレッシュルーム、五段階の設え方:正午のお弁当から金曜の午後まで

給湯室を計画するすべての人——総務、ファシリティ、建築家——に向けて書きました。オフィスが実際にどう食べ、どう休むかから出発し、朝のコーヒーから金曜のケーキまで一日中使われ、午睡も受け入れる部屋に至ります。

昼食を数え、典型的な一週間の休憩を地図にする

一週間、正午から十三時に同時に食べる人数、お弁当・配達・社食・外食の内訳、席で食べる人数、午睡する人数とその場所、コーヒーとお茶をどこで取るかを記録します。インフォーマルな打合せも記録します。どこで生まれ、どれだけ続き、誰かを妨げているか。給与台帳の人数ではなくこれらの数字が、部屋の広さ、席数、冷蔵庫と電子レンジの台数、コーヒーマシンの位置、配達の受け取り場所、午睡の一角を決めます。同時に社員に足りないものを尋ねてください。答えはたいてい、場所と静けさとまともな椅子です。

執務エリアと静けさのあいだに、できれば自然光のある場所に置く

昼食以外にも使われる程度に席に近く、昼食の騒音が集中ゾーンへ届かない程度に離れた位置を選びます。前室、ラウンジ、立ち机を置いた広い廊下といった中間ゾーンが音を受け止め、同時に短い相談の場を提供します。自然光を優先し、西日には遮光を。窓のない給湯室は、急いで食べて出て行く場所になります。コーヒーマシンと給茶機は部屋の入口に置き、昼食の真ん中を横切らせずに人を集めます。配達弁当の受け取り場所はその脇、扉の近くに。

冷蔵庫、電子レンジ、コーヒーを平均ではなくピークで決める

全員が出社する二月の火曜日の弁当箱と配達の数を数え、それで冷蔵庫の容量を決めます。正午の列が五分で消える数の電子レンジを、脇に天板を添えて置きます。洗い場、下げ膳、分別は出口への動線上の独立したゾーンに、テーブルから見えない位置に置き、ごみ箱は配達の容器の量に合わせます。熱い容器、汁、毎日の清掃に耐える天板と、食器とコーヒーを収める扉付きの収納を選び、テーブルの上を空けておきます。コーヒーマシンには専用の天板、三人が待てる場所、カプセルとコーヒーかすの容器、日本茶のための湯を。社食がある場合は配膳の二方向の動線と、配膳車と汁に耐える床を。

ピークに合わせてテーブル、椅子、音環境を選び、部屋に複数の顔と午睡の一角を与える

席は出社者の六〜七割が同時に座れる数を、一列の長いテーブルではなく四〜六人の島で用意し、会話を小さく保ちます。立ち机とアームチェアの一角を加えて、部屋が一日の残りも機能するようにし、コーヒーマシンと洗い場から最も遠い一角に照明を別に落とせる午睡の場所を残します。頻繁な使用に耐えて拭ける椅子、毎日の清掃で木口の傷まないテーブルを。床は担えないので、天井と少なくとも二面の壁に吸音処理を。実測の吸音率を求めます。数か所のテーブルに電源を通し、午後に落とせる照明を計画します。

二週間試運転し、使う人とともに規則を決める

式典なしで開き、最初の二週間を観察します。どこに列ができ、どこに洗い物が溜まり、どのテーブルが使われず、人はどこに立って話し、午睡する人と話す人は互いを妨げていないか。それに合わせて配置を直します。次に社員とともに、昼食後に社員が担う部分、金曜に冷蔵庫をどう空にするか、カプセルと容器をどこで分別するかを決め、当番表を部屋の見える場所に貼ります。オフィスの実際の休み方に沿って設えた給湯室に必要な規則はわずかで、図面に沿って設えた給湯室には多くの規則が要り、どれも守られません。