ホテルの内装で効くのは防炎規制、そしてラベルは素材ではなく製品につきます

日本のホテル案件で最初に効くのは意匠ではなく消防法の防炎規制です。カーテンやじゅうたんなどの防炎対象物品は防炎性能を備えたものでなければならず、確認は現場ではなく書類で行われます。室内の空気に関わるところではホルムアルデヒドのF☆☆☆☆等級が実務上の基準になり、客室のように長時間滞在する空間ほど重く見られます。

費用のかかる誤解はここです。防炎ラベルは製品に付くもので、素材の反数に付くものではありません。防炎の生地を選んだだけでは、仕上がった椅子やカーテンがラベル付きの製品になるとは限らない、ということです。海外ブランドの仕様書はさらに BS 5852 の Crib 5 とマーティンデール摩耗の回数を求め、その回数は客室とロビーで別に書かれます。

私たちの進め方は単純です。要件ごとに、製造元が宣言し文書化したコレクションを、原本の試験報告書とともに示します。案件が求める規格は製造元の文書で確認し、言葉では断言しません。仕様書には競合が落としがちなものを入れます:張り地単体ではなく組み上げた状態の試験、区画ごとの摩耗回数、価格を据えた更新計画、量産前に承認するモデルルーム。仕上げサンプルは有料で、金額はご注文確定時に全額を差し引きます。納期はご注文確定時に書面で確定します。

このページはプロジェクトの一部です。

よくある質問

ホテルの内装で最初に効く規制は何ですか。
消防法の防炎規制です。カーテンやじゅうたんなどの防炎対象物品は防炎性能を備えたものでなければならず、確認は現場ではなく書類で行われます。意匠の検討より前に、どの品目が対象になるかを押さえる必要があります。
防炎ラベルは生地に付きますか。
いいえ。ラベルは製品に付くものであり、素材の反数に付くものではありません。防炎の生地を選んだだけでは、仕上がった椅子やカーテンがラベル付きの製品になるとは限りません。ここが費用のかかる誤解です。
客室の空気に関わる基準はありますか。
実務上はホルムアルデヒドのF☆☆☆☆等級が基準になります。客室のように滞在時間の長い空間ほど重く見られますので、部材ごとに等級を確認し、仕様書に残します。
海外ブランドの仕様書は何を追加で求めますか。
多くの場合 BS 5852 の Crib 5 と、マーティンデール摩耗の回数です。回数は客室とロビーで別に書かれます。国内の防炎規制に「加えて」求められるものであり、置き換えではありません。
試験は張り地単体で行うのですか。
組み上げた状態で行います。同じ張り地でもクッション材が変われば結果は変わるためです。私たちは製造元に、納入する構成そのものの試験報告書と、組み上げた状態の見本を求めます。

ホテル案件の書類を通すための五つの手順

やり直しを防ぐ順序で進めます。

防炎対象物品を洗い出す
カーテン、じゅうたんなど、消防法の規制が及ぶ品目を先に確定します。意匠の検討はその後です。
区画ごとに要件を書く
客室と共用部では求められるものが違います。要件と区画を同じ行に書き、平均値でまとめません。
組み上げた状態の試験報告書を求める
張り地単体ではなく、納入する構成の報告書と見本。これが製品にラベルが付く前提になります。
ホルムアルデヒド等級を部材ごとに確認する
F☆☆☆☆を基準に、客室から優先して確認し、仕様書に残します。
量産前にモデルルームを承認する
納入品と書類をそろえた状態で。ここを過ぎると、変更は費用と工期の両方を要します。