小口の一ミリに宿る仕事:Gallotti&Radice
ガラスの家具を見分ける場所は天板の中央ではなく、小口です。Gallotti&Radice の製造工程では、ウォータージェットによる切断のあと、工業研磨で小口を整え、最後に炉で強化します。研磨が行き届いた小口は端から端まで均一な線を保ち、手を触れても引っかかりがありません。木材と違い、ガラスは切り直しも埋め木もできないため、この工程に妥協の余地がないのです。
創業は1956年、コモ近郊チェルメナーテのガラス装飾工房として始まりました。素材を替えずに七十年続けてきた会社だからこそ、強化ガラスがどこまで耐えるかを知っています。役員室の机、会議テーブル、書棚や収納に至るまで、同じ精度で仕上げられます。日本のオフィスに向けては La Mercanti が図面と仕上げ見本を用意し、搬入と据付までを一貫して担当します。
よくある質問
ガラスの天板は日常業務に耐えますか。
耐えるように作られています。天板は強化処理を施しており、通常のガラスより衝撃に強く、万一破損した場合も鋭い破片ではなく細かい粒状になります。オフィスシリーズの天板は12ミリメートルと公表されています。注意すべきは面ではなく角で、強化ガラスは平面に強い一方で角への一点集中の衝撃に弱いため、家具の移動時は角を保護します。
住宅用と業務用で同じシリーズを使えますか。
コレクションは二つに分かれていますが、言語は共通です。住宅用にはテーブル、コンソール、書棚、鏡、照明があり、オフィス用は会議テーブルからキャビネットまで七つの系統で構成されています。素材と仕上げが重なるため、弁護士事務所や会計事務所のように、執務室が作業場ではなく応接の場でもある空間で特に無理なく機能します。
受付から役員室まで印象をそろえる方法
来客は入口からの数十秒で会社を判断します。空間ごとの寄せ集めを避けるための五つの手順です。
金属の色を一つに決める
鏡面ステンレス、ヘアライン、アルマイト、塗装金属のいずれかを最初に決めます。家具の形より、金属の色の不統一のほうが来客の目には早く映ります。
受付は不透明、会議室は透明と考える
受付カウンターは手元を隠す塗装ガラスが向き、会議テーブルは抜け感を生かす方向が自然です。役割が違うので、同じ仕上げを機械的に揃える必要はありません。
背面の壁を家具で締める
役員室の背面はオンライン会議のたびに映ります。書棚や収納を計画に入れると、片付けに頼らず整った印象が保てます。
床と天板の明度差を確認する
濃い床に明るい天板は浮き、明るい床では消えます。見本を実際の床に置いて確認すると一分で判断できます。
見本は現地の照明で比べる
La Mercanti はガラスと金属の見本をまとめて送付します。費用はご発注時に全額差し引かれます。