すでにイメージはお決まりですか?
法人・専門職・設計事務所向けの特別条件
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オフィスでも、住まいでも、ホスピタリティの空間でも、Void は同じ顔のまま場所を変える。ICF はこの椅子を、プロフェッショナル、レジデンシャル、ホスピタリティのどの環境にも自分らしさを保ったまま置けると書く。要素を減らしたとき、かたちは本質的になるが、中立にはならない。構造はすぐに見分けられるが、技術的な美学だけを押しつけない。イタリアのタスクチェアを探す目で見ても、応接の椅子として見ても、骨格は一つだ。部屋が変わっても、椅子は言い訳をしない。
骨格そのものは少ない。周囲を一周する荷重支持のアルミフレームが座面と背もたれの体積を定め、その内側に自立する二層のテキスタイル膜が吊られ、制御された張力と弾性で身体を支え、荷重を分散する。フレーム、膜、接合部はすべて見えたままで、椅子の作り方がそのまま意匠になっている。Khodi Feiz が Feiz Design Studio とともに手がけ、ICF はケルンの Orgatec 2026 で新作の一つとして発表した。スタンドのパネルには、少ない構造、より多くの可能性、という一行が掲げられていた。
脚部で置き方が決まる。固定ベースと回転ベースの両方を ICF は同じ構造に対して公表しており、オープンプランの執務室のデスクにも、会議テーブルや役員室、在宅ワークの机にも置ける。待合に使うこともできる。背もたれの高さとアームの種類は同じ構造原理を共有し、膜のまま、薄い Soft Pad、全面張りぐるみのいずれにもなる。実際に注文できる仕様は、ICF の最終的な製品プログラムに従う。La Mercanti は置く部屋を先に聞き、その部屋に合う Void の仕様を ICF と確認してから見積もる。
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支えるためです。ICF が公表している構造はこうです。周囲を一周する荷重支持のフレームがあり、その内側に吊られた二層のテキスタイル膜が座面と背もたれの立体を定め、張力と弾性で身体を支える。膜は自立していて、下に板もクッションもありません。ICF はこれを、ほとんどの張りぐるみの椅子が層を足して快適さを作るのに対し、Void は逆のやり方を取る、と説明しています。構造が大きな体積を定めながら、それを埋めない。張られた布の面が身体に合わせて形を変え、荷重を分散する。座る人にとっては、背中と空気のあいだに何も挟まらないということであり、買う側にとっては、ICF が「層を足さない」と明言している構造だということです。
イランに生まれ、アメリカで育ち、シラキュース大学で学んだインダストリアルデザイナーです。1990年にオランダへ渡って Philips Design に加わり、2014年には Artifort のアートディレクターに就いています。現在は自身の Feiz Design Studio を拠点に、プロダクト、家具、ブランディング、戦略的デザインを手がけ、スタジオが公表する顧客には Alessi、Artifort、Cappellini、Offecct、Philips が並びます。ICF は Void の紹介に「Design Khodi Feiz」と記し、Orgatec の発表では Feiz Design Studio との協働で設計されたと書いています。経歴を知ると、この椅子の少なさが節約ではなく選択だと分かります。本人の言葉を借りれば、プロジェクトが単純であるほど難しく、複雑さの陰に隠れる場所がないからです。
2026年10月27日から30日、ICF は独自の視点を携えて Orgatec に戻り、Void をその場で発表しました。公開されたスタンドの図には、「Void Chair — Designed by Khodi Feiz, 2026」と「Less structure. More possibilities.」を掲げたパネルがあり、もう一枚の「A Study in Lightness」には、ネガティブスペースを体積として扱う椅子だと書かれています。椅子はピンク、グリーン、グレー、ブルーのファミリーとして並び、ICF が持ち込んだ新作四点の一つという位置づけでした。日本から見る側にとって意味があるのは、Void が単品ではなく最初からファミリーとして提示されたことです。一脚を気に入ったら、その隣の部屋の椅子もすでに存在している、ということになります。
ICF は「空(void)は設計の一部だ」と書いています。空いている空間は欠落ではなく、設計の能動的な部分だという考えです。フレームが大きな体積を定め、その中を埋めずに、張られた布の面だけで身体を受ける。スタンドのパネルはこれを「構造と彫刻のあいだの空間を占め、ネガティブスペースを体積として扱う」と言い換えています。名前は欠点を隠すためのものではなく、何を足さなかったかをそのまま名乗ったものです。座る人にとっては、見た目の軽さと支えの強さが同じ一つの決定から来ている、ということになります。向こう側が透けて見える背もたれは、省いた結果ではなく、最初から設計図にあった空白です。
なりません。ICF は張り地の選択肢として、構造膜をそのまま見せるもの、薄い Soft Pad、そして全面張りぐるみの解釈の三つを挙げ、違いは手触りと見た目の質にあると書いています。骨格は同じです。周囲のフレームと二層の膜という原理は布に包まれても変わらず、ICF は構造がすぐに見分けられるままだと説明しています。選ぶときの基準は、だから構造ではなく触感と印象です。布に包まれた面に手を置きたい部屋か、張られた膜の透け感を見せたい部屋か。同じファミリーの中で、その答えだけを変えればいい。La Mercanti はこの判断を、資料ではなく実物を並べて行うことを勧めています。
Void は発表されたばかりで、注文できる仕様は ICF の最終的な製品プログラムで決まります。だからこそ、問い合わせの文面に先に書いておくと話が早い項目があります。部屋、脚部、背もたれ、アーム、張り地。どれも ICF が公表している選択肢の範囲内で、数字は一つも要りません。五行あれば、最初の返事が具体的になります。
Void の問い合わせは、部屋の名前から始めると早い。ICF が公表している配置は、会議、在宅ワーク、役員室、そして執務向けの構成です。会議テーブルの周りなのか、自宅の机なのか、役員の個室なのか、執務エリアのデスクなのか。待合に置きたい場合はその旨を書き添えます。部屋が決まると、脚部も背もたれも張り地も、自然に候補が絞られていきます。一つの依頼に部屋が複数あるなら、部屋ごとに一行ずつ分けて書くと、あとで照合しやすくなります。
ICF はベースを固定式と回転式の両方で公表しています。問い合わせには、どちらを望むかだけを書けば足ります。脚の本数や形までは指定しません。公開された画像にはいくつもの脚が写っていますが、実際に注文できる仕様は ICF の最終的な製品プログラムで決まるからです。固定か回転か。この一語で、見積もりの半分は決まります。どちらが合うかは、その椅子を動かす必要があるかどうかで決まります。
ICF は複数の背もたれの高さを公表しています。問い合わせでは数字を書かず、言葉で書きます。デスク用か、会議用か、役員室用か、用途を添えて、高めが欲しいのか低めでよいのかを一言。用途と一緒に書けば、ICF が確定したプログラムの中から合うものを当てはめられます。必要な脚数も一緒に書いておくと、返事が一度で済みます。高さは言葉で足りる項目であり、数字を探して問い合わせを遅らせる必要はありません。
アームの選択肢も ICF が公表している項目の一つです。要るか要らないか、要るなら腕をどう預けたいかを書きます。形の名前は書かなくて構いません。確定したプログラムに含まれる種類を ICF が示し、そこから選ぶことになります。会議テーブルに差し込んで使うのか、デスクの前で一日座るのか、短い滞在の椅子なのか。その事情を一行添えておくと、アームの有無も種類も、こちらから提案しやすくなります。ICF が公表しているのは選択肢があるという事実であり、どれを選ぶかは机との関係で決まります。
最後に張り地です。ICF が挙げる選択肢は、構造膜をそのまま見せるもの、薄い Soft Pad、全面張りぐるみ。どれが欲しいかを書き、迷っているなら迷っていると書きます。ICF はこの違いを手触りと見た目の質の違いだと説明しているので、部屋の雰囲気を一言添えるだけでも判断材料になります。ここまでの五項目が揃えば、問い合わせは ICF への確認にそのまま使える形になっており、返ってくるのは一般論ではなく、その部屋のための仕様です。