家具は見つかりました。次はプロジェクト。
法人・専門職・設計事務所向けの特別条件
家具は見つかりました。次はプロジェクト。
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キャスターの硬さは床の逆で考えます。black dot の標準はカーペット向けの硬いキャスターで、硬い床には、やわらかいキャスターを選びます。どちらも Ø65 mm で、抜いて差し替えられます。事務用タスクチェア選びは、まず床から。なお初めて使う前に、色のついた輸送用の保護材を外しておきます。
そのうえで用途別に見ます。背の高さを 520、590、620 mm から選びたい席には張り込みの black dot。通気のよいメモリー効果のメンブレンなら black dot net、三次元ニット AIR KNIT と五色なら black dot air。連続使用の席には、150 kg まで対応する black dot 24。Orgatec で発表された新作 black dot next は、デザインを一新し、背はメンブレン、3D、張り込みの三種、機構はデスクシェアリング用と固定席用の二種で、座面の奥行は 7 または 10 cm の調整域を持ち、特許を出願中です。来客用は四本脚とカンチレバーがあり、どちらも張り込みかメンブレンを選べて、会議室・ボードルームにも置けます。こちらはキャスターではなく脚先です。
高いカウンターには、black dot と net に counter 仕様があり、座面高は 630-875 mm、キャスターは自動ブレーキ付きです。La Mercanti が最初に尋ねるのは色ではなく床材で、キャスターはそこから決まります。
ご希望の仕上げをお知らせください
つくり手は 1871 年創業の Sedus Stoll AG、所在地はドイツのドーゲルンです。環境データシートによると、鋼材、アルミ、木材のおよそ三分の二をドイツ国内で調達し、電力は 100 % グリーン電力とされています。つまり産地表示だけでなく、材料の出どころにも数字があります。調達の方針や環境報告に書く内容を確認したい担当者にとって、ここは印象ではなく数字で扱える部分です。一方で、すべての部材がドイツ産だと言っているわけではないので、書くときは「およそ三分の二」のままにしておくのが正確です。
Sedus は 10 年間の修理可能性を掲げています。張地は接着されておらず、環境データシートはリサイクル可能率を 99 % としています。さらに Sedo-Lift III はガスカートリッジではなく鋼のばねなので、カートリッジの交換という作業がありません。長く使う前提で買う総務や施設の担当者にとっては、買い替えの周期を考えるときの材料になります。どのモデルを選ぶ場合も、長く使う席ほどこの三つの事実を先に並べて比べておくと、判断の根拠がはっきりし、社内の説明にもそのまま使えます。
air の標準はガスカートリッジで、高さは 400-530 mm です。Sedo-Lift III はオプションで、420-530 mm になります。一方 black dot と net では Sedo-Lift III が標準で、24 は 420-520 mm です。Sedo-Lift III は鋼のばねで、座るときの体重を一番低い位置でも受け止めるつくりです。air を選ぶときは、低い座面の 400 mm を取るか、ばねの受け止めを取るか、という分かれ道になります。座る人の身長と机の高さを見て決めるのが順当です。新世代の black dot next では、昇降は標準タイプか Sedo-Lift III のどちらかです。
動きの自由度を増やすためです。背もたれはアルミの支持部に一点だけ、フレキシブルジョイントで留められています。この構造を Sedus はドルソキネティクスと呼び、特許を持っています。後方にさらに 15°、上体を横に動かすたびに 8° の余裕が生まれ、体をひねる動きにも背もたれがついてきます。すべての回転チェアに共通する仕組みなので、張り込み、メンブレン、AIR KNIT のどれを選んでも、この動きは変わりません。素材は素材として、別の基準で選べるということです。
難燃仕様はオプションで、Fame、One、Step と組み合わせます。net ではこれに Nobel が加わります。net のメンブレンは、EN 1021-1/2、UK FFSR、UNI Classe 1.IM を申告していますが、これはメンブレンの数値であり、椅子全体の等級ではありません。AIR KNIT については等級の申告がありません。仕様書を書く場合は、どの材料についての数値かを一行ごとに区別しておくことが大切です。現場の基準との照合は、その材料の名前を添えて行うと話が早くなります。
来客用のチェアは、席の数だけでなく片づけ方と床との相性で使い勝手が変わります。形を決め、重ね方を確かめ、脚先を選び、部屋に置いて、最後にお客様の条件を確認する。この順に見ていけば、仕様の抜けをなくせます。会議の多い部屋でも、たまにしか使わない部屋でも、同じ順番で確認できるので、複数の部屋をまとめて計画するときにも役立ちます。
black dot の来客チェアは二種類です。スチール管 Ø22 mm の四本脚と、Ø25 mm のカンチレバー。どちらも張り込みとメンブレンがあり、型番は四本脚が bd-220 と bd-228、カンチレバーが bd-233 と bd-236 です。デザインはどちらも Stephan A. Preisig です。最初に形を決めておくと、このあとの重ね方の確認がそのまま進みます。
四本脚は張り込みもメンブレンも 5 脚までスタックできます。カンチレバーもご要望により 5 脚まで重ねられますが、これは標準ではないため、スタックが前提の部屋では最初から指定します。使わないときに片づける部屋か、いつも並べておく部屋か。そこがはっきりすれば、どちらの形にするかも自然に決まってきます。保管場所の広さも一緒に見ておきます。
脚先はスチール、プラスチック、フェルトの三種類です。どれが部屋に合うかは、実際の床の上に一脚置き、動かして音と滑り具合を確かめて決めるのが確かです。決めた素材は型番の横に一行で書いておくと、あとで同じチェアを追加するときにも脚先がそろいます。部屋ごとに素材を変えるなら、その区別も同じ行に残しておきます。
座面は幅 450 mm、奥行 470 mm、メンブレンの net は 480 mm です。テーブルのまわりに並べて、立ち座りと椅子を引く余裕を見ておきます。肘掛けはポリプロピレンで、テーブルの下に入るかどうかも一緒に見ます。会議の人数が増えたときの席の取り方も、ここで試せます。四本脚とカンチレバーで迷っているなら、両方を一脚ずつ並べて比べると違いがはっきりします。
耐荷重は 110 kg、臨時の使用で 150 kg です。毎日長時間座る席なら 110 kg を基準にし、来客がときどき座る席で 150 kg を見ます。GS と DIN EN 16139 L1 は来客用チェアに適用されるので、規格を確認される場面でもそのまま名前を挙げられます。来客の多い部屋なら、この数字を先に確かめておくと、あとから席の使い方を変えずに済みます。